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口内炎

口内炎はとてもわずらわしく、誰でもなる可能性のあるありふれた病気といえるでしょう。 口内炎ができると、おいしく食事ができなかったり、うまくしゃべれなかったり…それがストレスになることもあります。ここでは、主な症状や治療法などから、厄介な口内炎について見ていきましょう。

どんな病気?

たまにできる人、一度治っても再発を繰り返す人、年中出ている人…誰しも口内炎に悩んだことがあるのではないでしょうか。口内炎は、口の中の粘膜に起こる炎症を総称しているものなので、何か特定の病気を指しているわけではありません。そのため、歯肉炎や舌炎(ぜつえん)、口角炎、口唇炎などが含まれます。


ところで、何が口内炎の原因になるのでしょう?大きくは口内に原因があってできるものと、ベーチェット病やエイズといった全身的な病気の症状として見られるものに分けられます。多くは前者の口内炎なので、特別心配する必要はないでしょう。細菌の繁殖や血流障害、精神的なストレス、食べ物による刺激などさまざまな原因が考えられますが、ハッキリとしたことはわからないことが多いようです。

主な症状

口内炎の症状としては、口内の粘膜が赤くなってただれたり、水ぶくれやアフタという小さな潰瘍、場合によっては大きな潰瘍ができたりします。さらには、偽膜(ぎまく)という白いコケのような膜ができることがあります。また、痛みのほかに嫌なニオイがする、しみる、味覚障害、出血などの症状が認められます。症状が進行していくと、痛みが増して食事ができない、飲み込みにくい、しゃべりにくいなどの症状があらわれるようになります。ここで、口内炎の主な症状を種類別に紹介します。

「アフタ性口内炎」

たいていの口内炎は、「アフタ性口内炎」となります。炎症部分が白くなって、強い痛みを伴います。症状は口内の粘膜に限らず、舌やその下の口底などにも見られます。再発の可能性が高く、しつこい口内炎といえます。

「カタル性口内炎」

歯の刺激でできるのが「カタル性口内炎」で、虫歯が原因となることもあります。炎症部分は赤くて、唾液の量が増えて口臭が強まります。また、味覚が鈍くなったりというような症状が見られる場合があります。

「ヘルペス性口内炎」

「ヘルペス性口内炎」は生後半年以降の乳幼児に多く見受けられ、単純ヘルペスウイルスが原因となります。大人から子供にうつるため、タオルや箸など日用品の共用は避けましょう。唇や頬などを中心に症状が出ます。

「カンジダ性口内炎」

「カンジタ性口内炎」は、真菌の一種のカンジダ菌が原因となります。この口内炎は、抵抗力や免疫力の低下によって起こるので、風邪などで体調を崩しているときは要注意です。炎症部分に白い苔状のものがつくという特徴をもっています。

検査と診断

口内の何らかの問題が原因で発症した口内炎は、問診と視診で比較的簡単に診断することができます。ウイルスや細菌にかんせんして発症したと思われる場合には、細菌培養検査を行い、原因を特定します。このほか、何か他の病気が原因で口内炎の症状が出ている場合には、血液検査や免疫学的検査などが必要になってきます。

治療法

口内炎に対しては、口腔清掃と軟膏を使った治療が中心になります。痛みが強くて歯磨きさえできないときもあるでしょう。口の中が不清潔になっていると、炎症が広がっていってしまいます。普通の口内炎であれば、まずは口腔清掃が優先されます。本当はやわらかめの歯ブラシを使ってちゃんと歯磨きするといいですが、痛みがひどく磨けない場合は、うがい薬を使ってうがいするだけでも十分です。もう1つ炎症を抑える治療として、患部に軟膏を塗ります。また、ウイルスやカビが原因の場合は、抗生剤を用います。一方、他の病気の症状として口内炎が出ているのなら、元になっている病気の治療を行っていきます。

予防法

再発しやすいことで知られている口内炎。日頃からの予防が大事です。十分な睡眠、栄養バランスのいい食事、適度な運動など…規則正しい生活を心がけましょう。特に食事の際にはお茶や味噌汁、スープなどの熱いものやワサビ、からし、カレーといった香辛料などもできるだけ控えたほうがいいでしょう。さらに、醤油や塩を使った濃い味のものも口内炎を再発させる原因になります。


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