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O脚・X脚

O脚とX脚は脚の病気というよりも、ちょっとした異常と言ったほうがいいかもしれません。日本人に多いのがO脚、西洋人によく見られるのがX脚とされています。そのほか、両方の状態が混合されたXO脚も増えてきているようです。ここでは、O脚とX脚それぞれの原因や症状、治療法を説明しましょう。

どんな病気?

基本的にはO脚やX脚そのものは、別に病気というわけではありません。そのため、小さな頃に脚の形状にそういった異常は見られても、たいていは2~3歳頃までには自然と改善していきます。まずO脚は、足をそろえて立った際に、太ももと膝、ふくらはぎ、内くるぶしの中のどれか1つでも離れている状態のことをいいます。一方で、X脚というのは足をそろえて立とうとしても、膝同士がぶつかってしまって足をそろえることのできない状態をいいます。


小さいときから、そういった異常がある人もいますが、どちらの場合も多くは後天的な原因によって生じます。病的なもの・外傷によるもの・生活習慣によるもの…主に3種類の原因に分けられます。ブラウント病やくる病、リウマチ、変形性膝関節症などの病気が原因となることもありますし、捻挫や骨折、じん帯損傷などを原因として挙げることもできます。また、立ち方や歩き方、座り方といった生活習慣全般に関わることが大きな原因の1つになっています。ちなみにX脚に関しては、女性に多く見受けられ、骨盤の大きさが関係していると考えられています。

主な症状

子供の頃の主な症状としては、歩き方がおかしいことで気づくことが多いでしょう。問題になってくるのは、大人になってからのO脚・X脚です。特に美脚にあこがれを持っている女性にとっては見た目が悪く、そのことが大きなコンプレックスになることもあります。さらに脚の変形から、さまざまな部分にズレやゆがみが起き、腰痛や膝の痛みといった症状を引き起こします。そして、血液循環も悪くなります。それにより冷え性や頭痛、生理痛などの症状があらわれやすくなります。

検査と診断

O脚やX脚の場合、問診と視診で簡単に診断することができます。明らかに左右の脚に差があったり、立った状態で左右の膝や内くるぶしの距離が指4本分以上ある場合、年齢を重ねても自然に治らない…こんなときは一度、整形外科を受診しましょう。問診と視診のほか、X線検査を行います。もし検査をして骨には何の異常もなく、症状がゆるやかであれば、経過観察をすることになります。骨に何らかの異常があれば、X線検査でそれを確認することができます。

治療法

骨の変形があまりにもひどくて、日常生活に支障が出るような場合は、矯正治療を行わなければなりません。この矯正治療には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を把握し、医師と相談の上、自分に合った治療法を選びましょう。

装具

足底板などを使って脚の重心を整え、自然に脚の形を整えていきます。インソール(中敷き)もさまざまな製品が開発され、手軽に使うことができます。また、小さな子供の場合は、専用の医療装具が使われることもあります。

エアバッグ

空気圧を利用して脚の形を整え、固定する治療法です。エステやカイロプラクティックなどでも、よく用いられています。個々の症状に合わせた治療がしにくいというデメリットがあります。

運動療法

運動で、筋肉の正しい使い方を覚えます。そうすることで、筋肉の位置を正すことができます。病院によっては、矯正のためのストレッチ方法を指導してくれるところもあるので、自宅でも続けるといいでしょう。

手技療法

マッサージや変形徒手矯正術といった治療が、治療院やカイロプラクティックなどではよく行われています。これは、施術者による矯正全般ということになります。


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