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外反母趾

足の親指が変形して、小指側に曲がってしまう外反母趾に悩んでいる人も多いかと思います。痛みのために歩行が困難になったり、何か他の病気を引き起こしてしまったりすることもあります。ここでは、そんな辛い外反母趾の原因や主な症状、治療法などを説明していくことにしましょう。

どんな病気?

外反母趾とは、足の親指の付け根が外側に飛び出した状態(病気)をいいます。このとき足の親指の先は、人差し指のほうに曲がっています。この外反母趾は男性よりも圧倒的に女性に多く見受けられます。なぜ女性に多いのか…その原因として一般的に考えられているのは、ハイヒールなど機能性よりもファッション性を重視した自分の足に合っていない靴を履いているということです。ところが、今かかとの高い靴を履かない小・中学生の女の子にも、外反母趾が増えているといいます。このことから、道路や床の変化、生活スタイル全体の欧米化など、さまざまな環境変化が外反母趾の原因になっているのです。


また、外反母趾には色んな種類があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

じん帯性外反母趾

足先の横幅を支えているじん帯が伸びたり、緩んだりすることで起こります。

仮骨性外反母趾

親指自体はそれほど曲がりませんが、付け根の骨だけが出っ張ることで起こります。

混合性外反母趾

これは、じん帯性と仮骨性の外反母趾が合併して起こります。

ハンマートゥ性外反母趾

指がハンマーのように縮まった状態になる先天的な要素がある場合に起こります。

病変性外反母趾

リウマチやヘバーデン結節といった関節の病気、または事故・けがが原因で起こります。

主な症状

親指の付け根が外側に向けてふくらむため、足の幅が広くなります。親指の付け根が中足骨頭につながる部分が、足の内側に隆起します。このふくらみの下には滑液包があります。滑液包は靴にすれて刺激を受け、こぶの下で少しずつ大きくなっていきます。これを腱膜瘤といい、靴にすれた状態が続くと、より足の幅が広くなります。こういった足の変形によって見た目が悪くなりますし、何よりも痛みの症状が一番厄介ではないでしょうか。靴が履けないほどの痛みが出ることも少なくありません。このほか、スネの張りやしびれ、むくみ、骨盤のズレ、頭痛、肩こりなどの症状が見られます。さらに脚の疲労骨折も起こしやすくなります。

検査と診断

外反母趾が疑われたら、たとえ症状が軽くても早めに整形外科を受診することをおすすめします。また、病院に行く際には必ず普段履いている靴を持参しましょう。まずは問診、視診、触診を行い、靴のチェックをします。このとき、遠慮せずに足に関する悩みを伝えましょう。視診と触診では、ハイヒールなどを履くと痛みがあるかどうか、ぺたんこ靴でも履けないほどの痛みかどうか…などを細かく調べていきます。さらに、X線検査で症状の進み具合を確認します。視診、触診、X線検査から診た足の状態と、歩行の問題点などを含め、治療法を決めます。

治療法

一般的な治療としては、保存療法を行います。痛みに対しては、塗り薬や湿布を含めた薬物治療を施します。加えて、腱膜瘤を保護するパッドや外反母趾治療用の靴などを用いると、痛みが和らぎます。患部を固定するためには、テーピングやサポーターが効果的です。できれば病院ですすめられたものを使うと、より効果が期待できるでしょう。ひどい痛みやはれで重症の場合には、手術治療で指の位置を矯正します。


外反母趾の効果的な予防法は、自分の足に合った靴を選ぶことが第一です。ヒールのある靴を買うときは試し履きをして、できるだけ低いものを選ぶようにしましょう。そうでなければ一番いいのは、ぺたんこ靴がおすすめです。それ以外のポイントとして、靴の長さとつま先部分の向きに注意して選びましょう。まず、靴の長さはピッタリより、指1本が余裕で入るくらい少し長めのものにしてください。それから、つま先の部分が外側を向いている靴はよくありません。あとは、もちろん履き心地よく、疲れないものを選びましょう。


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