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その他の療法

病気やけがの種類によっては、治療後にリハビリをする必要が出てきます。基本的には【理学療法】【作業療法】【言語聴覚療法】の3つに分けられます。加えて、これら以外にもいくつかの療法があります。比較的認知度の低いものが多いですが、どれも注目すべき療法ばかりです。

どんな療法?

では、さっそく他にどんな療法があるのかを紹介しましょう。ここでは「視能訓練」「音楽療法」「心理療法」の3つを取り上げたいと思います。

視能訓練

目の病気などにより、見る(または見える)能力に問題がある人に対して、視機能検査をはじめとして、斜視や弱視の訓練治療などを行います。また、視覚障害者や加齢によって視力が低下して日常生活に支障をきたすようであれば、さまざまな補助具を取り入れることも検討しなければなりません。大事な目を守るための療法が、視能訓練なのです。

音楽療法

心身に何らかの病気や障害がある人に対して、音楽の癒しの力で機能回復や、楽しみを見つけることで生活の質を向上させるといった目的の療法になります。最近は、音楽のもつ力に注目が集まり、病院をはじめ、福祉施設や特別支援学校などでも音楽療法が積極的に取り入れられています。

心理療法

精神的な病気だけではなく、他にもいろんなことが原因で心に問題を抱えてしまった人に対して、その問題解決のサポートをする療法になります。病院やクリニックなどで、精神科や心療内科医の協力のもと、心理テストなどを取り入れた心理療法が行われます。ストレス社会には不可欠な療法といえるでしょう。

リハビリの内容

具体的には、どんなリハビリをするのでしょう?各療法で代表的なリハビリについて説明します。これらのリハビリも、病気や障害の状態に合わせて慎重に行う必要があります。

視能訓練

視能訓練では、主に視能検査や視能矯正・訓練などが行われます。

視能検査

視力検査、屈折検査、視野検査、眼位検査などの視能検査を行い、目の病気から起こる症状の原因を探っていきます。

視能矯正・訓練

斜視や弱視を治すために、固視訓練、抑制除去訓練、アイパッチを用いた視力の良いほうの目を隠す健眼遮蔽(しゃへい)法、メガネを用いての矯正などを行います。

音楽療法

音楽療法には、受動的音楽療法と能動的音楽療法があります。前者は音楽を聴くことで、感情を引き出していきます。一方、後者は歌を歌ったり、楽器を演奏することで自己表現していきます。どちらも対話を通して、リハビリを進めますが、能動的音楽療法のほうが比較的対話性が高いといえます。

心理療法

まずは人格、知能、心理テストなどを行い、性格の特徴や病状をチェックします。そのテスト結果にもとづいて心理療法を行います。多くは、対話によって心の闇に迫ります。患者さんが子供の場合は、遊びを通してリハビリしていくこともあります。

専門家

各療法を行う専門家について、見ていきましょう。

視能訓練士

視能訓練士は、斜視、弱視といった目に関する視機能障害をもつ人たちの検査や訓練などを行う専門家のことをいい、国家資格が必要です。視能訓練士は、眼科などでも医療機器を使用して検査を行ったり、視機能障害者に対して、さまざまな機能回復訓練を行ったりします。

音楽療法士

音楽療法士は、障害者や高齢者などに対して音楽を通じて治療を行う専門家のことをいい、ミュージックセラピストとも呼ばれています。日本では民間団体によって、資格認定がなされています。病院や施設、個人宅などを訪問し、いろんな音楽を演奏したり、歌を歌ったりします。

心理療法士

心理療法士は、心にさまざまな問題を抱えている人に対し、それらの問題を解決する手助けする専門家のことをいい、一般的にはカウンセラーとも呼ばれています。病院やクリニックなどでは、治療の一環として心理療法士によるカウンセリングが行われることも少なくありません。


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