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頭痛

頭痛は、誰しも一度は経験したことのある症状ではないでしょうか。特に定期的に頭痛が起きる人は、いつものこと…と思い深刻に思っていない人も中にはいるかもしれません。けれど、場合によっては重大な病気が隠れていることも。ここでは、頭痛の種類や主な症状、治療法などを説明していきましょう。

どんな病気?

頭痛は、脳の機能性の病気といわれています。一般的に“頭痛”という言い方は病名として使われていることもあると思いますが、正確には病名ではなく、症状名になります。日本では成人の3人に1人が“頭痛持ち”で、20~30代の働く女性に多く見受けられます。 原因は、身体的・心理的に引き起こされる頭部筋群の過緊張によるものと考えられています。身体的な原因としては、直頸椎(ちょっけいつい;ストレートネックとも言う)、うつむき姿勢、眼精疲労などによるもの、心理的な原因としてはさまざまな精神的ストレスや不安、抑うつ状態といったものが挙げられます。

主な症状

何年もの間、ずっと悩まされているものを「慢性頭痛」といいます。なかでも、20~40代の女性に多いでしょう。この慢性頭痛はいくつものタイプに分けられますが、代表的なものを紹介したいと思います。

偏頭痛

偏頭痛は、こめかみの周辺がズキンズキンと脈を打つように痛むのが特徴で、場合によっては吐き気を伴うこともあります。ひどくなると嘔吐の症状も見られます。また、目がチカチカしたり、視野がぼやけるといった前兆があらわれます。特に女性に多く、生理前の症状として見られるのも、この偏頭痛になります。偏頭痛を引き起こすものとしてホルモンバランスのほか、天候の変化や寝すぎ、寝不足、騒音などが挙げられます。

緊張型頭痛

ぎゅーっと締め付けられるような痛みが特徴的です。この緊張型頭痛は、重い感じが長く続きます。デスクワークでうつむき加減の姿勢を続けていたり、長い時間パソコンに向っているときなどに、緊張型頭痛がよく見られます。さらに、精神的なストレスがあるときにも起こりやすいでしょう。緊張型頭痛の原因は、頭や首、肩のコリ、身体的・精神的なストレスなどが挙げられます。

群発頭痛

群発頭痛は20~40代の男性に多く見られ、片目の奥がえぐられるような激痛が走ります。通常は30分~2時間程度、転げまわるような痛みが続きます。また、群発頭痛が一度発症すると1~2ヶ月間ほど頻発します。いつも同じ側だけが痛み、その側のみから涙や鼻水が出たり、顔に汗をかくことがあります。この群発頭痛について詳しい原因はわかっていませんが、目の後ろの血管が拡張するためではないかと考えられています。

検査と診断

頭痛を訴えて病院に行くと、まず問診と診察が行われます。問診では、症状などについて詳しく話を聞かれます。いつ・どんなふうに起こったのか、頭のどの部分がどのように痛むのか、どれくらいの期間続いているのか…などを、前もってメモし、できるだけ詳しく伝えましょう。それから診察に入ります。頭痛の場合、一般的には問診と軽い診察のみで診断されます。この結果、何か他に頭痛の原因となる病気が疑われた際には、CTやMRI検査などの画像診断が行われます。


ちなみに“頭痛持ち”ではない人が急に頭痛を訴えたり、軽かった症状が重くなったり、痛みで夜中に何度も目覚めたり、頭痛に伴って発熱など別の症状が出るようなときには、重大な病気が潜んでいるかもしれません。そのため、精密検査が行われます。

治療法

重大な病気が原因でない場合の頭痛の治療法としては、薬を使った治療と生活改善の指導が挙げられます。頭痛にはさまざまな症状があるため、その症状に見合った薬を処方します。鎮痛剤、筋弛緩(きんしかん)薬、抗不安薬などの薬を用います。このほか、症状を和らげるために、こんな方法があります。

偏頭痛

ひたいやこめかみを冷やしながら、安静にしましょう。ひじきや昆布、レバー、納豆などマグネシウムやビタミンB2を含む食材を多く摂ることをおすすめします。

緊張型頭痛

目を休めたり、首や肩のストレッチをしましょう。入浴も、筋肉の緊張をほぐすには効果的です。

群発頭痛

頭痛が起きる時間が決まっているならば、前もって処方された薬を飲んでおきましょう。昼寝や長湯することも頭痛の原因になることがあるため、できるだけ避けてください。


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