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気管支喘息

気管支喘息は、子供から大人まで誰にでも起こりますが、一般的には子供に多い病気として知られています。これは、ある特定の刺激によって気道が狭くなってしまうもので、子供の頃に発病しても、たいていは成長するにつれて治ります。ここでは、気管支喘息の原因、症状、治療法などを説明していきましょう。

どんな病気?

気管支喘息は、気管支の炎症によって肺に空気を送ったり、肺から出したりするのが難しくなる病気です。喘息には発作型と慢性型に分けられますが、気管支喘息の場合はほとんどが発作型になります。昼間は何ともないのに、夜中急にはげしく咳き込むなどして、呼吸困難になることも…。


気管支喘息の原因としては、さまざまなことが考えられていますが、多くはアレルギーだといわれています。ハウスダストやカビをはじめ、小麦粉、コンニャク、そば、カニといった食べ物、鎮痛剤、解熱剤、かぜ薬などの薬類、それから昆虫が挙げられます。その一方で、何が気管支喘息の原因となったのか、わからないというケースも患者の約3分の1に見受けられます。

主な症状

発作性の咳、“ゼーゼー”や“ゼロゼロ”、“ヒューヒュー”といった音が喉や胸から聞こえる喘鳴(ぜんめい)と呼ばれる症状、発熱などの症状があらわれます。症状は日常生活に支障がない軽いものから、重いものまでさまざまですが、重症の場合には呼吸困難を起こし、チアノーゼの症状が見られることもあります。気管支喘息の大きな特徴とされる喘鳴は、軽症であれば必ずしも聞こえるというわけではありません。また、気管支喘息の発作の程度は日によって、または時間帯によって変わります。特に、夜中や明け方にひどくなることが多いでしょう。さらに、発作時には気管支に強い炎症が起きているため、これが小さな刺激にもよりいっそう敏感になってしまいます。

検査と診断

最初に発作性の呼吸困難や喘鳴、咳などが夜から明け方に出るかどうか…といった問診を行い、おおまかに診断します。採血によるアレルギー検査、肺の機能検査、喀痰中好酸球検査などを行って、原因を突き止め確定診断します。これらの検査を行うことで、アレルゲンを特定したり、その特定したアレルゲンに対してアレルギーが起きやすいかどうかを調べます。このほかにも、結核や心不全など他の病気がないか確認することもできます。

治療法

軽い気管支喘息では、症状が出たときに気管支拡張薬を服用したり、吸入したりするだけでも症状が和らぎます。子供が気管支喘息を発病した場合、成長に伴い自然と治っていくこともありますが、一生の付き合いになるケースも少なくありません。ですが、治療によって症状を上手にコントロールしていくことで、発作が起こらないようにすることもできます。

薬での治療

気管支喘息には、まず薬を用いた治療を行います。発作を止めるための薬と、発作が起きないようにするための薬をうまく使い分けていきましょう。いつまで続けるのか、症状が軽くなったらやめていいのか…この点を医師に確認してください。

環境を整える

アレルギーを誘発しない環境を整えることが重要になります。部屋をこまめに掃除して、寝具は日に干したり、乾燥機などを使ってきちんと乾燥させ、その後掃除機でダニを吸い取るようにしましょう。天気のいい日には窓を開けて、空気を入れ替えてください。犬や猫など毛のあるペットの飼育、喫煙などはやめましょう。

活動の維持

気管支喘息があるからといって、日常生活が送れないわけではありません。できるだけ発作を気にせず、普通に暮らしましょう。とくに子供は甘やかしてしまう親御さんも多いと思いますが、病気だからと特別扱いせずに接してください。

対処法

発作が起きると本人はもちろん、周囲の人もびっくりしてしまいます。急な発作にも慌てずに対処することが大事です。まずは様子を見ながら、水が飲めそうなら飲みましょう。この際もし咳き込んで吐いてしまっても、それでたんが出てラクになることがあります。また、横になった状態よりも座った状態で腹式呼吸をするようにするといいでしょう。薬を使うタイミングは医師の指示を受けておくようにしてください。


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