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採血

採血が好きな人は、あまりいないと思います。けれど、多くの病気では、確定診断をする際に血液検査が欠かせません。ここでは、どのような手順で行われる検査なのか、受ける際に注意すべきことは何か…などについて説明していきましょう。また、検査を受ける子供を泣かせないためのアドバイスも併せてご覧ください。

どんな検査?

どんな病気を診断するときも、血液検査をすればだいたいのことはわかるといいます。その検査を行うには、まず採血をする必要があります。採血とは、さまざまな病気の診断や輸血のために、体内から血液をとることです。1回の血液検査で、数十項目の測定ができるといわれています。血液学的検査では、赤血球や血色素から貧血の程度、白血球の量で炎症の程度などを調べることができます。生化学検査では、血液成分を調べて、臓器がきちんと機能しているかを確認します。免疫検査では、肝炎や梅毒などの病気を調べます。まt、輸血検査では血液型をチェックします。このように血液検査は、いろんな検査のベースとなる重要なものなのです。

検査手順

さて、ここで採血そのものの手順を見ていくことにしましょう。

1患者さんの名前を聞き、患者名と採血管ラベルを照合します。
2採血に関しての説明を受け、このときに消毒液に対する過敏症をもっていれば、その旨を伝えましょう。また、以前採血中に気分が悪くなったことがある場合は、ベッド上で行う措置がとられます。
3血のとりやすい血管を探します。腕に駆血帯というゴム状のものを巻き、静脈を浮き出させます。このとき血液の逆流を防ぐため、腕を少し下げておきます。
4目的の血管のまわりを消毒します。
5いよいよ注射開始です。注射針が刺される瞬間や注射の最中も見る人もいるでしょうが、注射が苦手な人は見ないほうがいいかもしれません。刺す瞬間は少し痛みますが、それを乗り切ればもう大丈夫です。
6注射針が抜かれたら、消毒綿で針の刺さっていた部分を何分か押すようにしましょう。

受ける際の注意点

採血を受けるときには、いくつかの注意点があります。採血の前と後で、それぞれ次のことに気をつけてください。

検査前

袖を上まであげる必要があるので、袖まわりがキツイものは避けましょう。特に冬は厚着のことが多いため、袖まわりがきつくなりがちです。上着は、なるべく脱ぐことをおすすめします。また、採血前は食事をとらないほうがいいこともあります。食事をとると、血糖値や中性脂肪などの数値が高くなります。検査内容によっては、注意する必要があります。採血時は緊張してしまいますが、リラックスすることが大切です。大きく深呼吸してみましょう。

検査後

消毒綿の上から、指で5分ほど押しましょう。よく揉んでしまう人がいますが、よくありません。採血したほうの腕を曲げながら、押さえてください。血が止まれば消毒綿をとってもいいですが、心配であれば30分ほどつけておいても構いません。もし注射した部分が青くなってしまったら、内出血している証拠です。内出血は放っておいても、約1週間~10日で自然に治るので心配ありません。このほか、採血後の入浴については、すっかり血が止まっていれば問題ないです。

泣かせないために

大人でも注射嫌いな人がいますが、小さな子供の採血は一苦労です…。病気をしっかり診断するためには、たとえ注射嫌いな小さな子供でも採血をしなければなりません。よく動き回る子供に対しては、少しくらい動いても外れにくい点滴の針を使うことがあります。血管が細くわかりにくいときは、股の付け根部分からとる場合があります。また、肌をこすったり、温かいタオルを当てたりすることで血管が広がり、痛みも軽減されます。すばやく刺したほうが痛みません。あまりにも泣いて暴れる子供は、いったん休憩するなどして落ち着いてからやりましょう。あとは、注射針を刺すときにうまく固定できるかどうかにかかっています。子供に病気を治すためにするのだということを話しましょう。小さくても言って聞かせれば、ある程度は理解できるでしょう。お医者さんごっこなどで練習しておくのもいいかもしれません。


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