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CT検査

CTは、「コンピュータ断層撮影装置」という医療機器です。これを使った検査はMRI(磁気共鳴画像診断装置)検査と同様、何の痛みも伴わず簡単にできます。けれど、MRIの安全性の高さから、「CT検査は受けない!」という人もいるでしょう。その特徴や検査手順などから、CTにも良さがあることを知ってください。

どんな検査?

さまざまな方向から身体にX線をあてて、身体の断面を画像化するための装置がCTになります。より詳しくて正確な診断結果を得るため、改良が重ねられてきました。そのおかげで専用のベッドが移動して、X線をらせん状に連続回転させながら、立体画像の撮影もできるようになりました。肺など空気がたくさんあるところはX線が通りやすく、骨は通りにくいので身体の組織や臓器によってX線の通りやすさが違います。この特性によって画像化が可能になるのです。「CT検査」を行うことで、特に外からは状態を見ることのできない脳内出血やくも膜下出血といった脳に関係する病気を確認することができます。そのほか、心臓、大動脈、気管支・肺などの胸部、肝臓、腎臓などの腹部の病変がよくわかります。

検査手順

「CT検査」の場合も「MRI検査」の手順と、ほとんど変わりありません。「CT検査」を受ける必要がある場合、医師からその旨が伝えられて、簡単な注意事項の説明と実施日が指定されます。服用している薬がある場合は、あらかじめ伝えておきます。

検査当日

造影剤を用いた検査の場合、午前中なら朝食、午後からなら昼食をとらないでください。また、水分制限は特にありません。ちなみに、造影剤を用いない検査の場合は、食事制限もないので、普段どおりにとってください。このほか、金属物がついた服(下着を含めて)を避け、化粧もしないほうがいいでしょう。

検査前

病院によっては着替える必要のないところもありますが、基本的には検査着に着替えます。このとき、身に付けている貴金属類は外してください。専用のベッドに横になり、身体が動かないように固定します。

検査中

準備が整うと、ベッドが動いてトンネル状の装置の中に入っていきます。装置の中に入っているときは手足を動かさず、静かにしていてください。検査にかかる時間は造影剤を用いなければ約10分、用いても約20分で済みます。ただ、調べる部位によってもう少しかかることもあります。また、検査中に数秒間は息を止めます。

検査後

造影剤なしの場合、検査後の注意点などは特にありません。造影剤検査のあとは、水分補給を十分に行いましょう。血管に残っている造影剤を尿とともに排出されます。そのほか、造影剤の副作用については【造影剤の】ページで詳しく説明しているので、そちらをご覧ください。

安全性

私たちがCTを大丈夫かな?と不安に思う理由…それは、X線を使う点にあります。さまざまな画像診断法の中でも、放射線治療などで使う量と比べれば少ないといわれるCT。いろんな病気を見つけるための大切な検査で、これを大勢の人が受けています。人体への影響はほとんどなく、ごく微量です。このため、「CT検査」を受けたからといって、何らかの放射線障害が起こる可能性はまずないので、安心してください。

PET-CT検査

PET-CTという言葉を聞いたことがありますか?PETとは、「陽電子放出断層装置」のことをいいます。CT もMRIも、何か病気を見つけたら、その形や広がり具合がわかりますが、 PETを使った検査ではそれ以外にも、細胞の活動状況を画像で確認することができます。ガン、脳、心臓などの病気の診断に効果的とされています。さらに、そこでCTを組み合わせた検査がPET-CTになります。この「PET-CT検査」は、PETの機能画像とCTの形態画像とがドッキングすることで、より診断精度の高い画像が得られます。


「PET-CT検査」の4~6時間は、水分補給以外は食事を取らないでください。服装については、CTを撮るときと同様です。検査薬を注射したあと、しばらくして撮影を始めます。約20~30分かかります。


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