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声帯ポリープ

歌手、アナウンサー、教師など喉を酷使する職業の人に多く見られる「声帯ポリープ」。喉の違和感や声がれが特徴の病気です。また、おしゃべり好き、カラオケ好きの人も要注意!ここでは、「声帯ポリープ」の症状や治療法、予防法などを見ていくことにしましょう。日頃から、喉をいたわることが大事です。

どんな病気?

私たちが呼吸するとき、空気は気管を通って肺に送り込まれたり、気管を通って吐き出されたりします。このとき、空気の出入り口の役目をするのが、声帯になります。「声帯ポリープ」はその名の通り、声帯部分にポリープ(腫瘤)ができる病気のことをいいます。声帯が振動することで声が出るのですが、そこにポリープができると声が悪くなったり出なくなったりします。「声帯ポリープ」ができる原因としては、もともと姿勢が悪くて正しく発声できていなかったり、声の使いすぎ、喫煙などが挙げられます。「声帯ポリープ」は普通、片側の声帯にのみ炎症を起こしますが、症状が進行すればもう片方にも炎症があらわれる場合もあります。

主な症状

「声帯ポリープ」ができると、ガラガラに声がかれてしまい、これが主な症状になります。発声時には空気がもれる感じになり、高い声は出ません。それ以外の症状としては、声が途中で途切れてしまって、喉に痛みや違和感を覚えることもあります。また、今までは平気だったのに、長時間しゃべったり歌ったりして声を出していると、ものすごく疲れてしまう…というような症状が見られることも少なくありません。

検査と診断

間接喉頭鏡検査やファイバースコープ検査で、簡単に診断することができます。「声帯ポリープ」自体がすごく小さかったり、初期段階のものなどはストロボスコープという声帯の振動を調べる専用装置を使って検査を行います。また、CTやMRI検査などの画像診断を行って、「声帯ポリープ」が悪性か良性かを確かめるため、最終的には病理学的診断をします。生検によって、喉の別の病気を見つけることもできます。

治療法

「声帯ポリープ」ができたばかりであれば、声を使わずにいることで自然に消えてなくなる場合もあります。また、消炎剤などを用いての薬物治療やステロイドホルモンの吸入治療を行うことで、「声帯ポリープ」が消えることもあります。多くの場合、こういった治療法で炎症が治まっていくのですが、なかにはこれらの治療が効かない頑固な「声帯ポリープ」も…。ポリープを切除する手術が必要になります。入院して、全身麻酔による喉頭顕微鏡下手術(ラリンゴマイクロサージェリー)受けることになるでしょう。全身麻酔ができない場合や入院を希望しない場合などは、日帰り手術をしてくれる病院も増えています。 検査の時点で日帰り手術が可能かどうかを判断することができます。

家庭でのケア・予防

「声帯ポリープ」ができてしまったら、できるだけ声を出さず、喉に負担をかけないことが望ましいです。特に風邪などで喉を痛めているときに無理やり大きな声を出していると「声帯ポリープ」ができる原因になったり、症状を悪化させることになってしまいます。乾燥、またはホコリっぽい場所にいたり、長くしゃべったあとなどには必ずうがいをしましょう。また、喉の乾燥を防ぐにはマスクをつける、市販の吸入器を使うことも効果的です。


日頃から、喉に負担をかけないための発声法を身につけることが大切です。ここで、発声の練習方法を紹介しましょう。まずは、全身の力を抜き、リラックスしてください。そして両手をお腹に軽く当て、お腹を膨らませながら息を吸います。次にお腹を引っ込ませながら息を吐き切ります。なるべく速く息を吸って、ゆっくりと吐き出す練習をしましょう。今度は息を吐くときに、声にならないような感じで「はぁー」といいます。このとき、首や喉に力を入れずに発声してください。このように腹式呼吸を意識しながら、ゆっくり声を出す練習をしましょう。


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