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うつ病

近年、爆発的にその患者数を増やしているのがうつ病です。男女を問わず増加していて、仕事に出られなくなってしまいます。社会復帰には周囲の理解も必要ですが、時期が早すぎると周囲に迷惑をかけてしまうことにもなり、タイミングが大切です。

どんな病気?

普通、生活をして行く中で、楽しいことばかりではなく、仕事でのミスや友人とのトラブルや悩み、何かが原因で落ち込むことがあります。気分が沈んで心が傷ついても、時間が解決してくれることがほとんどです。ところが、うつ病の場合は時間が解決してくれるということはありません。いつまでも気分が沈んだまま、うつ状態から回復しません。2週間以上このような状態が続く場合は、うつ病の可能性があります。原因は、その人自身の感受性や生活環境など、様々なものが重なり合ってうつ病になると考えられています。

うつ病になりやすいタイプ

真面目すぎて几帳面、正直、正義感が強い、義務感、責任感が強い人情深い、周囲に気をくばる、相手の気持ちに敏感、趣味に乏しい人。

ストレスとの関係

ストレスには様々なものがあり、悲しい出来事、嬉しい出来事でもストレスになることがあります。様々な出来事がストレスとなり、うつ病になる可能性があります。

脳との関係

脳内神経伝達物質の減少で、うつ病が起こると考えられています。脳の司令は感情や記憶、意欲などの知的命令も出していて、これらに支障が出ると、気分が落ち込んだり、やる気が起きなくなってしまいます。

躁うつ病

気持ちが高まったり、反対に下がったりする病気です。原因は、遺伝子から環境因子まで、様々な要因が複雑に絡み合って発症すると考えられています。

主な症状

うつ病の症状は、心の症状と体の症状とに分けられます。

心の症状

抑うつ気分

憂鬱、希望がない、悲しい、落ち込み、気分が晴れない。

喜び
興味の低下

仕事をする気にならない、テレビを見たり新聞を読む気にならない、好きだったことに関心がなくなる。

無価値観

自分への自信がなくなる、必要以上に自分を責める。

希死念慮

生きているのが辛い、死んだほうが楽だと思う、常に死ぬことばかりを考えている。

身体の症状

睡眠障害

日中の眠気、中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害など。

食欲異常

食欲の低下、味覚の低下、過食。

疲労

疲れやすくなり、中々疲れがとれない。

その他

慢性的な頭痛、頭重、肩こりなど。

躁うつ病

14~15歳以前の場合、抑うつ症状を訴えることは稀で、物事を考えたり、身体を動かすのが億劫、不安、焦燥などの症状が中心になります。14~15歳以降になると、憂鬱、気分が重いなどの、抑うつ症状を言葉にするようになります。子供の場合、うつ病と躁病の期間が短く、繰り返してしまうという特徴があります。

検査と診断

うつ病の診断をするには、問診を中心に、病歴などを考慮してうつ病の原因を探します。診察の際、家族を同席させる場合もあります。身体の病気が原因になっていることもありますので、身体的な検査を行うこともあります。

躁うつ病

うつ病の検査として、念のために甲状腺ホルモンの検査が行われます。心理検査は、症状を見ながらふさわしい時期に行います。

治療法

うつ病の治療は、薬物療法と十分な休養が必要です。

薬は抗うつ薬を中心に使います。

薬を使い始めてから効果が出るまで、時間がかかるのが普通です。

薬を飲んでいるのに全然よくならないと思っていても、内服を続けることによって、徐々に効果が現れます。

休養は、ゆっくりと心と身体を休めることです。

回復するまでに時間はかかりますが、必ず良い方向にいきますので、治療に専念するようにしましょう。

躁うつ病

主な治療は薬物療法、心理療法、社会的サポートで行われます。気分安定薬を中心に使い、躁状態が激しいときには鎮静効果のある抗精神病薬を使い、重いうつ状態のときには抗うつ薬を使います。


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