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統合失調症

統合失調症は、幻覚や妄想などの様々な症状を現す、精神病の1つです。医学がどれだけ進歩していても、治療の難しい病気です、精神障害者保険福祉手帳が交付される場合もあります。

どんな病気?

統合失調症は、刺激を伝える脳などを含む、神経系が障害される慢性の病気です。


緊張やリラックスするための神経系や、やる気やその時速に関係するもの、情報を処理したり、それを理解する何らかの関係にトラブルが起こって起きると考えられています。

統合失調症にかかる患者も100人に1人と、決して少ないものではありません。

主な症状

統合失調症には、様々な症状が現れます。症状の種類は大きく2つに分類することができます。

陽性症状

陽性症状では、安心感を著しく損なう症状です。急性期の場合、眠れない、音や気配に過剰に敏感になる、周囲が不気味に変化したような気分になる、落ち着くことができない、頭の中がうるさい、大きな疲労感がある、などがあります。これらをまとめると、周囲に自分のことが筒抜けになり、人から常に見張られていて、悪口や陰口などの誹謗中傷を受けている。と、言うようになります。

誰からも何も言われていないのに、実際に悪口や命令などの声が聞こえてしまう幻聴や、妄想によって行動が左右されてしまうといった症状が特徴的です。こうした陽性症状は、安心感を奪い、症状が現れると回復するには過程が穏やかなため、とても時間がかかります。

陰性症状

見た目は元気に見えるのに、仕事や家事が続かないといった状態で、やる気などの意欲がわかず、喜怒哀楽もよく分からず、ゴロゴロして過ごすことの多い状態になることもあります。考えがまとまらないために、会話を続けることを困難に感じ、話も飛びやすくなり、込み入ったことをまとめて話せなくなってしまいます。自分で物事を決めるのも、難しく感じてしまいます。

こうした陰性症状は、統合失調症の症状だと周囲に理解してもらえずに、怠けや努力が足りないと言われることもあります。理解してもらえないことにより、生活を送る上で様々な挫折や失敗をするようになり、自信を損なうことになってしまいます。

治療法

統合失調症では、神経伝達物質のバランスと深くかかわっていることが分かって以来、数多くの治療薬が開発されてきました。

非定型抗精神病薬は、陽性症状にも陰性症状にも効果があると言われています。また、生活に支障をきたす、手の振るえや身体のこわばりがないのも特徴です。ただし、医師の指示通りに服用し、自己判断で量を増やしたり減らしたりしてはいけません。適用量を超えると、副作用だけが強くなり、何も効果はありません。

患者自身が理解してリハビリを

これまでは、統合失調症になると、患者自身が病気であることを理解するのが難しいと言われてきました。けれども、丁寧に伝えれば、病気の治療や療養に必要な情報を、患者自身が理解するように伝えることはできます。病気を理解し、対処法を学ぶことによって病気を抱えていながら日常生活を送る練習をすることによって、進んで病気の回復に取り組んでいけるようになります。

病気のことを本人だけではなく、家族や周囲の人が理解することで、再発に対して適切な対処ができるようになります。統合失調症は緊張とリラックスに関係した神経に障害が出るものですので、対人関係がうまくいかなかったり、思いも寄らぬ出来事などが再発を招く可能性があります。これらを家族や周囲が知っているだけで、ある程度の心の負担になることを避けることもできます。


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