待合室へ



依存症

依存症はWHOの専門部会が提唱した考えで、精神に働く化学物質の接種や、高揚感やある種の快感を伴う好意を何度も何度も行った結果として、それらの刺激を欲する抑えがたい欲求が生まれ、その刺激がなければ不快精神的、且つ身体的な症状が現れる状態のことを言います。

依存症には数多くの種類があり、近年ではインターネット依存症なども現れ、買い物依存症などでは金銭的な面で問題になる場合もあり、深刻な状態になってしまいます。

どんな病気?

比較的多くみられる依存症について取り上げていきます。

アルコール依存症

アルコール依存症は、薬物依存症の1つに分類されます。長期に渡って断酒をしても、ほんの少しの再摂取から、簡単に元に戻ってしまい、再発しやすい病気です。誤解されやすいのですが、慢性アルコール中毒とは別なものになります。

アルコールが含まれた飲み物を繰り返し飲んでいることで、アルコールの脳内への強化作用が大きくなります。このことから、飲酒行動を進め、なんとかしてお酒を飲もうとする病的な行動が現れるようになります。飲む量や頻度が高くなくても、強化作用に対する感受性が高いと、短い期間で依存症になってしまいます。

ギャンブル依存症

ギャンブル依存症も立派な病気で、ギャンブルをすることで得られる精神的な高揚に囚われ、自分の意思でやめることができなくなった状態になり、脅迫的にギャンブルを繰り返してしまう精神疾患です。ギャンブルを行うために借金までする傾向もあり、多重債務に陥って、経済的にも追い詰められる事になりますが、それでもやめられなくなってしまいます。抑えつけられた感情を発散することができずに、ギャンブルで発散しているケースが多いようです。

薬物依存症

薬物依存症は、薬物を使ったときの不快感や疼痛などの精神的な苦痛から開放されることを求めて薬物を摂取し続け、効果が切れると禁断症状が現れるために、脅迫的に薬物を摂取し続けるものです。

主な症状

それぞれの依存症の主な症状です。

アルコール依存症

飲酒行動が主な症状になります。徐々に症状が現れるので、最初は気づかないことも多いのが普通です。病的な飲酒パターンになり、日常の中で、行動の合間のたびに飲酒を繰り返したり、飲んで眠り、眼が覚めると再び飲むといった行動をとります。飲酒をするために嘘をついたり、酒代を借り歩いたり、自動販売機を巡ったり、飲酒を咎める人を脅したり責めたりし、どんな手を使ってでも飲もうとします。生活は飲酒中心になり、どこかに出かける場合でも、飲酒ができるかどうかで決めるようになってしまいます。

お酒がきれると、不眠や頻脈、けいれん発作や幻覚、幻聴などが起こり、怒りっぽくなったり躁うつ状態になったり、刺激に敏感になります。もちろん身体に良いわけがなく、肝臓だけではなく、身体の様々な器官に影響を及ぼします。

ギャンブル依存症

借金をしてでもギャンブルがやめられなくなります。ギャンブルで作った借金をギャンブルで返そうとしたり、自分はいつでもやめられると思い、周囲の助言には耳を貸さず、依存症と自覚している人は稀です。

薬物依存症

依存している薬物を離せなくなります。睡眠薬や鎮痛剤、抗不安剤などの薬品ばかりではなく、有機溶剤なども含まれます。これらは使用して行くうちに身体に耐性が出来てしまい、より多くの量を摂取するようになり、精神的にも身体的にも危険なものです。

治療法

それぞれの依存症の治療法です。

アルコール依存症

治療するには断酒しか方法はありません。入院を断酒の動機付けにしている病院がほとんどです。薬が使われることもありますが、飲めない人と同じ生体反応を起こすようにする薬などが使われます。

ギャンブル依存症

有効な薬はありません。依存症への理解と自覚を深めるために、同じ体験をしている患者同士で話し合うことが有効とされています。ギャンブルから抜け出すための新しい生き方を発見することが大切です。

薬物依存症

ニコチン依存の場合では、様々な禁煙プログラムがあります。本人が治りたいという医師があるのであれば、入院治療を行うのが一番効果的です。薬は置き換え薬などを使用します。


ページの先頭へ